物忘れから、適応障害でうつになった話

こころ

現代の病と言われる、うつ病。

様々な症状があると言われ、最近になって身近になってきているのではないでしょうか。

と、医者でもない私が(いちおう、医療関係の資格はあります)偉そうに言うのもあれですが、

数年前、私はうつを患っていました。

ここでは、私が適応障害と診断をされ、うつ状態になったときの話をしていきます。

いつもの春のはずだった

事の発端は、大学3年生になった春。

 

学生寮で暮らしていた私は、自立してみたいという意気込みを持ち、春休み中にアパートへ引っ越していました。

また、この時点で、

様々な委員会やサークルに掛け持ちで所属していたので、

一人暮らしデビューや、これから新しい後輩と会うんだという、新たな春の訪れに大いに期待を感じていました。

 

しかし、その胸の高鳴りも、長くは続きませんでした。

 

3年生ともなると、それまで受けていた講義と違い、

ただ話を聞くという感じの授業が少なくなり、

また、ゼミナールに所属して、課題をこなすようなカリキュラムだったので、

ちょっとしたレポートがよく課されていました。

よく言えば、自分の意見を持って話をきいて、発言するところは発言する、という難しさもあり、それまでとは勝手が違って刺激はありました。

 

一方、サークルや委員会のほうでは、

新しい後輩が来るものの、自分自身がアヤシイ先輩感を出したら、

新しい人はすぐ離れていくに決まっています。

後輩と親しくなるために、

自分の各所属先には、欠かさずにまわって行きました。

運動系の委員会にはなるべく積極的に練習に参加し、

打ち合わせや全体会議があればなるべく出て、仲間や新人の人にどんどん顔を出していました。

 

活発な先輩感を、出しながら。

 

これらに加え、夕方から夜の間は、アルバイトでコンビニに勤めていました。

週に4日の5時間勤務でしたが、その店舗はお客さんの出入りがかなり多く、毎回激務に追われていました。

また、そこに勤めさせてもらってから半年は経っていたものの、

仕事内容をしっかり覚えられていない状態でもありました。

 

異変

慣れきっていない仕事を終え、帰ってくると、

授業やサークルなど、その日一日の疲れもあり、

正直、自分にとって課題どころではありませんでした。

しかも、一人暮らしを始めたばかりなので、自炊などの家事も慣れていませんでした。

(寮に住んでいた時点で掃除や洗濯などはしていましたが、

レベルがやはり違いました)

  

 

 

サークルでの練習、委員会での活動、

課題、家事、バイト、

 

 

出なきゃいけない。

 

すごく疲れてだるいけど。

 

やらなきゃ。

 

恥ずかしい先輩感を、出さないようにしなきゃ。

 

すごく疲れて、誰かと会うのも辛いけど。

 

 

 

 

 

  

 

あ、こっちの課題やるの、忘れていた。

  

 

 

 

 

 

あれ、何か約束すっぽ抜かしてるきがする。

 

 

 

 

 

 

 

あれ、今なにをしようとしたんだっけ??

 

 

 

 

4月が終わろうとする時、自分の物覚えが、

著しく悪くなっている事に気が付きました。

 

もともとそこまで良いわけではなかったけど、

自分がしようと思ったことの、

数秒前のことすらも忘れるような、

変な忘れ方でした。

 

2年次が終わるまで、必要以上の単位をとっていたくらいには、

レポートなどは必ず出すようにしていました。

そんなくそマジメ人間が、

この時点で、提出するものを忘れる程になっていたと思います。

 

流石におかしいと感じ、私は

「脳に異常があるんじゃないか?」

と思ってしまいます。

親や祖父母に頼み込んで、市内の脳外科で、MRI検査を受けさせてもらうことになりました。

 

MRI検査を受けて

病院で診てもらうことは、最初から両親も、受診料を払ってくれた祖父母も、賛同はしませんでした。

「考えすぎではないか?」と。

 

自分はもとから、人一倍物忘れが激しい性格だったものの、

物忘れは誰にでもあるし、特別なものではない。

それを知っていた。

でも、納得いかなかった。

何かあるのでは。

そう思って、無理にオーケーをもらった。

 

病院での検査は、記憶があいまいでうろ覚えですが、

その時感じる症状、最近の気持ちはどうか、

何時に寝ているか、何時間寝ているか

といった質問用紙を書いたり、採血したりしました。

 

そうして数時間待ちながら、

MRI検査へ。

そしてすべて終え、

 

検査結果は、

 

 

脳に異常なし。

 

 

内心、大丈夫な結果で安心した半面、

 

じゃあなんだったんだよ!!

 

と、半分、憤りと全く腑に落ちないものがありました。 

 

そしてここで、当時の脳外科の先生から診察結果を言われました。

 

適応障害といわれる&原因

 

「これは脳ではなくて、うつ病の一つですよ。」

 

ここで初めて、自分が”うつ”状態だったことを知りました。

 

先生はさらに、

適応障害と社交不安障害(SAD)によるものだとも言っていました。

適応障害は、特に、くそマジメな人が陥りやすく、何かをするにもやる気がなくなったり、イライラしやすくなったり、様々あるそうです。

また、この時言われた社交不安障害は、人の前に出ると緊張しすぎたり上がってしまったり、人前に出るのが辛いなどの症状のことをいうそう。

 

そして、物忘れがひどいという件。

 

情けないながら、これもちょっとうろ覚えですが、

 

物を覚えられないのは、結局、

あれもしなきゃこれもしなきゃという意識と、

環境が突然大きく変わって、慣れないことへのストレスで心と頭がいっぱいいっぱいになり、

様々な不安で覆われているところから。

だそうでした。

 

確かに、あてはまっていました。

振り返ると、

  • 大学3年になるまで学生寮に住み、一人暮らしデビューしたばかり
  • 合計4つほどのサークルや委員会に勤しんで、自分を誇張するかのように取り繕っていた変に思われたくないという社交面での焦り
  • 講義がそれまでと同じような勝手でクリアできない
  • アルバイトの仕事も実質不慣れな状態
  • 特別起用にこなせるわけでもないのに超超超マルチタスク状態にし、常に何かに追われている状態にしていた

などなど、当然ながら、慣れないことだらけの不安要素ばかりな環境でした。。

そして、自分が知らなかっただけで、思っていた以上にストレスを抱えていたようです。

事実、診察を受ける直前も、適応障害よろしく、かなり無気力な状態だったのを覚えています。

 

 

 

診断され、原因がわかったものの

ここで終わりではありませんでした。

 

次の記事で、うつ状態と向き合っていった話をしています。

 

 

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

ぜひ、次のお話も読んでくださいな。⬇⬇

適応障害からのうつで、薬を飲んでみた話
ある日突然物忘れがひどくなり、やる気も失っていった私は、脳神経外科にて「適応障害」からのうつと診断されました。ここでは、診断された後に処方された薬を飲んだ状態についてまとめています。
適応障害でうつっぽくなる原因とは
”うつ”っぽい症状のひとつとして、「適応障害」があります。なぜそのようなことになるのか、私自身が実際に診断された経験を踏まえ、考え得る原因を3つと、立ち直ることになったであろうきっかけをまとめています。

 

※これはあくまで、私がそう診断されたときの話です。

もしかしたら症状が軽いケースに映ってしまうかもしれません。

それでも、参考になればと思い、執筆に至っています。

コメント

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