人は誰しも、悩みをもって生きているもの。
自分だけうまくいかない、どこで間違えたのだろう、気分が晴れない。。
と、悩み苦しんでいませんか。
モヤモヤしている人へ向けた3つのことば
そんなあなたへ、私が読んできた本から、
悩む人へ向けたメッセージを、
3つ抜粋して紹介します。
1. 心は天気のようなものである。晴れの日もあれば、雨の日もあれば、曇りの日もあるのが自然である。(森田正馬)
心は、晴れの日のような元気な時もあれば、曇ったように気分が乗らない日もある。
時には、にわか雨のように急に泣きたくなるときもあるでしょう。

精神化医の森田正馬氏(1874~1938年)は、こう続けています。
晴れの日ばかりであればどうなるだろうか。日照りになって農作物は枯れてしまうだろう人の心も同じことだ。
常に前向きにいこう、どんなことがあってもへこたれない。負けない。
と、いつも自分を奮起させていませんか?
いつも明るくふるまうのは悪いことではありません。でも、いきなり叱られたり失敗したり、悪いことが起きた時に無理にポジティブになるのは、
ただでさえマイナスになっている心への負担が、凄く大きいものだと思います。
辛いときには無理せず、自分に正直になって、身をゆだねてみては。
(ただし、他人に八つ当たりするのは、かえってお互いに怒りが生まれるので、やめましょう。)
2. 何かに思い煩い、せきたてられ、痛みや苦しみを感じていたとしても、そのままでいい。そうすれば、いつの間にか解放されて楽になれる。(森田正馬)
同じく、精神科医の森田正馬氏。これは氏による「煩悩即解脱」というもの。
重要な悩みがあったら、とことん悩もう、と言っています。
悩みに悩んで、徹底的に深くまで悩んだ末に、人は苦悩からスポンっと抜け出せる。

下手に中途半端に「もう、いいや」と避けていると、いつまでももやもやしてしまう。
私自身もよく悩みますが、あれこれ迷ったら、思い切って人に相談するとか、解決しそうな本を手に取る、というようにしています。
すると、悩みの根本は人に聞くまでや調べるまで「知らなかったこと」や、
行動したいけどしなかっただけのジレンマだった、
など、原因がわかるような解放感が生まれます。(私の場合)
もし悩んでいることがあれば、
一度真剣に向き合ってみては。
3. 人が執着の心を起こすと、たちまち、迷いの生活が始まる。だから、さとりへの道を歩むものは、握りしめず、取らず、留まらないのが、とらわれのない生活である(『仏教聖典』)
皆さんご存じのお釈迦さま。王族に生まれながら、悩み苦しむ人々のために、自ら王位を捨てて悟りを開きにいったとされます。
こだわることは、個性がでてよいことかもしれませんが、
「こうあるべきだ」というのを持ちすぎると、
他の人を見て自分の「こだわり」からはみ出たり、反していることをされたら、気になってしまいます。
「仕事は早くやるべきなのに、なぜあの人は仕事のスピードが遅いの」
「親切にするべきなのに、この人なぜ不親切なの」
こうあるべき!という「こだわり」をもつより、
これでもいい。あれでもいいや。
くらいの「いい加減」をもつと、変に気を張らず、少しでも楽になる。
といった悟りですね。

☆☆まとめ
・心は天気のように、一定ではないときもある
・悩むときは徹底的に悩んだほうが、解放しやすい
・こだわりすぎると、意に反したときに自分が揺らいで迷ってしまう。適度な適当さを持つとラクになる
悩みは尽きないもの。
ですが、うまく付き合っていって、
素敵なライフを送りたいですね。
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